2009年2月22日日曜日

粗にして野だが卑ではない

粗にして野だが卑ではない―石田礼助の生涯 (文春文庫)

三井物産に35年間在職し、華々しい業績を上げた後、78歳で財界人から始めて国鉄総裁になった「ヤング・ソルジャー」石田礼助の生涯を綴った本。

長きにわたる海外生活で身についた合理主義にのっとり、世の中に正しいと思えることに、私心無く取り組む姿勢が突き抜けています。その言動は粗であり、野であるが、本当に正義のため、仁義のために行われているので、人からゆくゆくは支持されます。そして卑しいことを一切受け付けず、自ら卑しい行いをすることは決してない。ここまで信念を持って生きるって想像の範疇を超えていると思いました。

この人ほど超人にはなれないけれど、信念を持って生きること。意識せねばと思いました。

タイトルは本当に秀逸ですね。
タイトル覚えておくだけで、そのまま、自戒の言葉になるし・・・

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